敵のものを利用せよ！

兵法の基本中の基本よ。

敵のものとは、バーガヴァタム封印の塔や赤い大地の神殿のように、もともと敵のものだった建物から、地形、戦略、兵士、武器まで全部よ。

どんな方法であれ、味方の消耗を最小限に抑えられれば、それに越したことはない。

龍族や天族のものだと聞くと辟易して、触れることすらイヤがるディーヴァが多いけど、それじゃ頭が硬すぎるわ。

いくら不愉快な敵でも、利用できるものは利用しなくちゃ。そのほうが合理的だと思わない？
バーガヴァタム地域には、戦略的に重要度の高い要塞が2つもあるの。龍族のみならず天族まで加勢して、苦境に立たされているところでしょうね。

ゲルクマルスは本拠地の龍族と違って、結界から離れた外郭地域に出ているからそれだけ補給は困難よ。

こんなとき龍族の補給品が手に入ったら、かなり役に立つはずよ。

バーガヴァタム激戦地の所々に龍族の兵舎があるんだけど、そこを調べれば龍族の補給品が見つかるはずよ。

プレーヤーに、龍族の補給品を持ってきてほしいの。
龍族の補給品を奪ってわれわれが使用すれば、一石二鳥の効果が期待できるわ。

でも、やつらが龍族の補給品を持っていかれるのを黙って見ているとも思えない。だから、格別に注意を払うようにすることね。

それじゃ、すぐに行ってらっしゃい。
バーガヴァタムの偵察警戒所の任務は、バーガヴァタム封印の塔と赤い大地の神殿で起きる戦いを支援したり、周辺の敵を探索、監視することよ。

でも、仕事量に比べて人手が足りなすぎるわ。

だからプレーヤーが手伝ってくれたら、とてもありがたいわ。

さあ、それでは龍族の補給品を見せてもらおうかしら。役に立ちそうなものはあった？
まだ補給品をまだ奪ってないようね。

何か問題でもあったとか？

龍族がいくら強くても、あなたの腕にかかれば朝飯前のはずよ。

バーガヴァタム激戦地の龍族の兵舎をよく調べれば、龍族の補給品を見つけられるはずよ。
うまくやってきてくれたのね！実にすばらしいわ！

(補給品をいじりながら)どれどれ……。

いったい何に使うのか、見当のつかないもばかりね。臭いのも多いし……。

果たして、これをどこに活用すればいいのやら……。

ああ、そんなに失望しないで。たとえ我々に役立つものがなくても、敵の補給品を奪ってきただけでも、充分に立派な仕事をしてくれたのだから。