ルイモンが作業員として働いていたときは監督官が相手じゃぐうの音も出なかったのに、世の中結構変わったもんだニャ。

決まった時間に飯を食わせてやるだけでも、ありがたいと思えっていうのニャ。

労働者の分際で問題ばかり起こして……もううんざりニャ！ギャルン！ギャルン！
私の下で働く労働者がブリコラ焼きを食べたいって毎日のようにぶつぶつ言っているんだニャ。

インペトシウムや海辺にブリコラがたくさんいるけど、あそこは魂や精霊がうようよいるニャ、ギャルン。

私も労働者もそれを採りに行ったら、死ぬに決まっているニャ。

はあ、ちょっと手伝ってほしいニャ……ディーヴァがちょろっと助けてくれないかニャ？
インペトシウムのあちこちと、この辺りの海辺の砂場にブリコラがたくさんいるニャン。

採集してくれたら、報酬は十分渡すニャ、ギャルン。

労働者が1日中ご飯のことでぶつぶつ言わないようにするには、ブリコラがないと駄目だニャ。

だから、ディーヴァにおねがいするんだニャン。頼むニャ、ギャルン！
私が頼んだブリコラは持ってきたかニャ？

ディーヴァに頼んでいるところを聞かれたのか、一層ひどくなっているニャ。

持ってきたなら、早くちょうだいニャ！ギャルン！
何なのニャ、ルイモンをバカにしているのかニャ？

労働者にはなめられるし、ディーヴァにはからかわれるしニャ！ルイモンは何のために生きているんだニャ。

頼むから、早くブリコラを採集してきてニャ。

このとおりニャ。頼むニャ、ギャルン。
ありがとうニャ、本当にありがとうニャ。

これを焼いてやったら、しばらくはおかずの文句を言われなくて済むだろうニャ。

作業員を監督するのがこんなに難しいことだなんて、昔は全然知らなかったニャ、ギャルン。