私が研究室を捨てて避難したのは精霊に襲われたからなんだ。

そもそもあそこに研究室を構えたのは、周囲に精霊ぐらいしかいなくて静かな所だったからなのに、本当に皮肉なもんだよ。

私が精霊から逃げるときに助けてくれたのは、カインドルというエリムだ。

彼には感謝の気持ちを伝えたい。
研究所がめちゃくちゃにされる前に、カインドルが私に頼んだことが一つある。

エリムは多くの知識を持っているから、私たちに助けを求めるとは思っていなかったんだが、彼らは本当に謙遜しているようだ。

彼らに発生している突起の原因を分析してほしいと言われたんだが、その原因はオクタサイドの毒だった。

自分では手に入れづらいから、プレーヤーにちょっと手伝ってもらえないか？
助けてくれるとは、本当にありがとう。

そもそもオクタサイドの毒は、エリムに何の被害も与えないはずだ。むしろ良い効果をもたらす。

しかしその毒が周囲の精霊によって変質し、エリムに被害を与えるようになったのだ。

オクタサイドの毒をエリムの突起に塗れば治ると伝えてくれ。
よく来た、ディーヴァよ。

安全ではない。この森は。

あまり長居しない方がいい。この森では。
私の言葉を忘れていなかったのだな。キスティグは。

ありがたい人だ。キスティグは。

とても偉大になるだろう。キスティグの知識は。

また、感謝もしている。そなたの助けを。