ディーヴァ、ティグラキ工房って聞いたことあるかニャ？

モノづくりに熱中してるシューゴたちのことニャ、ギャルン！

龍族の体の一部を使って武器に防具、薬品、料理なんていうスゴイものを作っているのニャン。

でもニャン、自分たちは商売に興味がない、興味があるのは物作りだけとか何とか言って崇高な職人ぶって威張っているやつらなんだニャ、ギャルン。

そんなこと言いながら、ずいぶんと儲けているんだからニャン、ギャルン。

工房のシューゴの品物はディーヴァの間でも人気があるから、高値で取引されるんだニャン。
工房のやつらは生意気だけど、無視できない取引先なのニャ、ギャルン。

ティグラキの材料と武具の取引をボクたち委託取引所が仲介したら、結構な儲けになるニャ～、ギャル～ン！

そこでなのニャ……ティグラキ工房とボクたちとの間を取り持ってほしいんだニャ、ギャルン。
でも、方法がないわけじゃないニャ。むか～し、仲間のシエンルンルンがティグラキ工房にたどり着いたって噂を聞いたニャ、ギャルン。

ディーヴァがシエンルンルンを見つけ出し、バオルンに取り入る方法を聞けばいいニャン。

バオルンは偏屈もんだから、シエンルンルンの紹介がなきゃ会ってくれないらしいニャン。

何とか会うことができたら、お願いしますって言って箱を渡せばいいニャ。その贈り物を見れば、バオルンもボクたちと取引する気になるはずニャ、ギャルン。
箱の中身は何かってニャ？

見てわからないかニャン！ただの果物箱ニャ、ギャル～ン。でも、心を込めた大切な贈り物なのニャ。なくしたら承知しないからニャ、ギャルン！

それじゃ急いでニャ、ギャルルン！
こんな遠いところまで来てどうしたニャ～？

ディーヴァが資格さえ満たせば、ティグラキ工房の秘密をこっそりあげるニャ。

もちろん、それなりの代償が必要だけどニャ、ギャルン。
ティエルン？ティエルンって誰かニャン？

(しばらく考えて手を叩き)ああ、ボクの仲間のあのティエルンのことかニャ？

普段連絡も寄越さないくせに、こういう時だけちゃっかりしているニャン、ギャルン。

偏屈者って聞いているかもしれないけど、うまくやってみるんだニャ、ギャルン。
何の用かニャ？

ボクに会って騒いでいたのはディーヴァかニャ？

ボクたちを他のシューゴと同じように扱わないでほしいニャ！いくらディーヴァだからって、そう簡単には取引なんかしないニャ、ギャル～ン！
(箱の中をちらっと見て)いっぱい入っているニャ……いや、新鮮なフルーツだニャ、ギャルン。

ティエルンとかいったかニャ？なかなか誠意のあるやつだニャン。

ボクたちティグラキ工房は誰彼構わず取引したりはしないのニャ。それに、委託所取引の件はむやみに決定できないニャ、ギャルン。

でもティエルンの誠意は伝わったニャ。支部長と話してみるって伝えてニャ。

それじゃニャ～ン、ギャルルン。
品物を委託するのかニャ？

ニャ～ン、この間仕事を頼んだディーヴァだニャン！

どうだったかニャ？無事バオルンに箱を渡してくれかたニャン？
ひとまず話をしてみるってことになったのかニャ？

あの箱は受け取ってくれたかニャ？

ニャンと……思ったとおり、バオルンってやつは侮れないニャン。

ディ、ディーヴァは知らなくていいことニャ！ともかく、難しい仕事をやってくれたんだからお礼をするニャ、ギャルン。