わしは、今はこんな姿でさまよっているが、かつては天下に名を轟かせた龍族の首長だった。

ディーヴァたちの武器をこっそり盗んでわしに持ってきてくれていたチャオキキは、無事なのだろうか……。

わしに忠実だった商人 チャオキキ……。

もし彼が生きているのであれば、わしが悲惨にもここに残っていると伝えるのだ。
俺に何の用ニャ。

最近はお金を数えるのに忙しいほど、商売が繁盛してんだニャ。

本当にいい時代だよ。黄金時代だ！
......

俺は特に話すことなんてないニャン！

マ、マドゥカって誰だニャン！

俺がマドゥカのこと知ってるって、誰がそんなこと言ったニャン？

人の裏調査をして回るチョピルンみたいなやつらに、そんな話しないでニャン！
マドゥカ？ともかく、龍族のことニャン？

それならチャオキキだニャ。龍族に品物を援助していた商人のことニャ、ギャルン！

まさか……。
つまり、チャオキキが過去のことを隠したんだニャ、ギャルン！

フン！憎たらしいやつニャ！時代によって顔を変えるやり手のシュラクのやつらめ！

でもチョピルン言うことないニャ。お互いに食べて生きてくためなのに、どうしろっていうニャン！