今度のテオボモス遺跡地の発掘作業に私も参加することにしたのニャ。

全身ほこりをかぶっちゃうことを考えると、今からうんざりしちゃうニャ、ニャルルン。

ここに来たせいで、毛がパサパサになっちゃったニャン。しっとり保湿剤を10個も使ったのにニャ、ニャルン。

ま、でも仕方ないニャ。土ぼこりはイヤだけど、ギーナが手に入るんだからニャ。ソレがいっちばん大事なことだニャ。

ギーナがあれば、大好きな宝石もいっぱい買えるニャ～ン、ニャルン。
でも、いくらギーナをたくさんくれるって言われても、どうしても我慢できないことが1個だけあるニャン。

ウンペストとアヌバイトだニャン。襲いかかってくるのが怖いんじゃないニャン。

ウンペストとアヌバイトが動くときに鳴る、骨のぶつかる音……ガタガタ、ギシギシ……。

ニャルン！考えただけでも体中の毛が逆立っちゃうニャ～ン。
あの音が聞こえただけで、体が凍りついてちっとも動けなくなっちゃうニャン。

だってチャウリンリン、デリケートな女の子なんだニャ～ン、ニャルン。

あの音を聞くぐらいならゾンビと鉢合わせする方がマシだニャン。でも、これじゃあいつまで経っても発掘になんか行けないニャン。

発掘に出たくないと言ったら、思いやりのかけらもないヤーラモンはきっとすぐ怒るニャン、ニャルルン。

ディーヴァが先にテオボモス遺跡に行って、アヌバイト シーカーとウンペスト 見張兵を倒してきてくれないかニャ？お願いニャ、ニャル～ン。
そう言ってくれて、本当によかったニャン。

テオボモス遺跡地に行って、アヌバイト シーカーとウンペスト 見張兵を倒してきてくれればいいんだニャン。

本当は全部倒してきてくれたらいいんだけれど、それはきっと無理だから、ほんの少しだけやっつけてきてニャン。

じゃ、チャウリンリンはディーヴァだけを信じて待っているニャン、ニャルン。
こんな汚いところで、思いやりのかけらもない心の冷たいシューゴたちなんかとは働きたくなかったニャン。

あぁ、いったい何のために働いているのかニャン……ニャルルン。

まあ、それはそうと、ディーヴァが戻ってきたってことは、アヌバイトとウンペストを倒してきてくれたってことだニャン。
ほんとうにありがとうニャ。

ディーヴァがいなかったら、あいつらが出す音のせいでチャウリンリン、毎日悪い夢にうなされちゃうところだったニャン。

おかげで発掘作業が楽しみになったニャン。

これ、受け取ってニャン。少ないけどお礼のしるしニャン、ニャルン。