そこのあんた、ちょっと来てみな。

(頭から足元までちらっと見て)体も丈夫そうだし、結構ウデっぷしも強そうだな。

(まわりの様子を伺い、小声で)どうだ、ひと仕事しねぇか？

あんたさえよければ今すぐ始められるぜ。
カリドンを倒す仕事なんだが、あの、あいつらが略奪したなんだっけ……。

まあ、隠さずに話してやろう。実はここにいる懸賞金ハンター同士で賭けをやっているんだ。

1週間で誰が一番多くカリドンを捕まえられるかってな。
今日で3日目だがぁ、今までに10匹ぐらい捕まえたかな？

これぐらいだったら悪くねぇんだが、今回は絶対に勝ちてぇんだ。特にあのむかつくナクルンには必ず勝ってやる！

だから、みんなにバレねぇようにカリドンの村に行ってカリドン 追跡者とカリドン 呪術士を倒してきてくれねぇか。

代わりに賭け金の半分ぐらい、先に報酬としてやるからよう。
わかっているとは思うが、これは絶対秘密だからな。

そして、必ずカリドン 追跡者とカリドン 呪術士をやっつけるんだ。他のだと俺の分として数えられねぇからな。

じゃあ、みんなに気づかれねぇように早く行ってこい。
プレーヤー、どうしてこんなに遅かったんだ！

ったく、(周りを見まわしながら小声で)いくら待っても現れないから逃げたのかと思ったぜ。

行ってきてどうだった？カリドンは全部片付けてきたんだろうな？
よくやったな。今回の賭けは俺の優勝で決まりだな、ハハハハ。

ああ、笑ったら腹が減ってきた。

さあ、受け取れ。約束した報酬だ。

俺は勝利を前祝いにギョーザでも食ってくるぜ。