コナティン、はじめてここに来た時は少し気おくれしていたニャ。

不慣れなところに来たせいだったのかもしれないニャ、ギャルン。

それに、ブラック クラウド貿易団が天族にあれこれせがむようなことをするのがすごく嫌だったニャ。

でも、トレーミン様に言われたとおり堂々とがんばったニャ、ギャルン。

どうかニャン、コナティン、堂々としているかニャン？
やっぱりディーヴァはコナティンのことをわかってくれるんだニャ、ギャルルン。

ところで、スティール クロウ号で何かいいものを手に入れてきたかニャン？

いろんなものがあっただろうけどニャ……ギャル～ン。

スティール ビアード海賊団のやつら、悔しいけど貿易団が思いつかないようなものまで扱っているみたいだニャ。
まったく、グリフォンやガルキオンなんて一体どこに売りつけるつもりかニャ。

間違いなく大きくふっかけるだろうニャ、ギャルン。

ところで、やつらのリストの中にかわいい娘がいるってこと、知っているかニャン？

牢獄に閉じ込められている美しいアマビレのことニャン。

ディーヴァにはいろいろと助けてもらったから、とびっきりのいい情報を教えてあげたいけど、どうかニャン？興味あるかニャン？
(小さい鍵を渡しながら)

これが何だかわかるかニャ？アマビレが閉じこめられている牢獄の扉の鍵なのニャ。

いろいろ助けてもらったお礼ニャ、ギャルン。

これで牢獄の扉を開けてアマビレを助けてあげたら、きっとすごく喜ばれるだろうニャ。

もしかしたらニャ。楽しくおしゃべりできるかもしれないニャ、ギャルン。
一体何が起きたのですか？

まあ、外で騒いでいたのはあなたでしたか。

海賊の宝物を狙っていたのでしょうが、間違えてしまったのですね。

ここにはお金になるようなものなんて何もありませんよ。

さっさと帰ってください！
まあ、誰がここから出たいと言いました？

わざと隠れているんです、テルシテスに見つからないように。

私はきっぱりと断ったのに、いつまでもしつこく訪ねてくるんです。誰に教えてもらったのか、聞いているこちらが恥ずかしくなってくるような告白なんですよ。

まったく、あの気持ち悪い目、話し方、二度と思い出したくありません！

事情がわかったのであれば、もうお帰りください。テルシテスのいないこの場所が、わたしにとっては一番の楽園ですわ。
どうしたニャン？なんで顔色がさえないニャ？

腐ったパンでも食べちゃったような顔をしているニャ、ギャルン。

もしかして、コルティンがあげた鍵を失くしちゃったのかニャン？

それなら心配しなくていいニャ。実はちゃんとニャ……。
ニャ～ン、自分から閉じこもっていると言っていたのかニャン？

そのディーヴァの名前がテルシテス？

(ヒゲをなでながら)これはおもしろいニャ、本当におもしろいニャ～。

もしかしたら、これでひと儲けできるかもしれないニャ、ギャルン。

ディーヴァ、いい情報ありがとニャ。