エリュシオンに使節団を派遣したのは、ブラック クラウド貿易団としてとても重要な決定だったニャン。

アビスの交易や密貿易だけでは限界があるということを団長も感じたんだろうニャ、ギャルン。

それに、スティール ビアード海賊団をやっつけるチャンスを逃すわけにもいかなかったんだろうニャ、ギャルルン。

アビスでいつもわれわれをひどい目に遭わせておいては、まんまと逃げおおせていたあのスティール クロウ号がびくとも動かないなんて、せっかくのチャンスだニャン！
これまでわれわれ貿易団がうまくやってきたのか、ディーヴァもよく手伝ってくれているニャン。

もっと早く使節団を派遣すればよかったと思っているほどなのニャ、ギャルン。

いろいろお世話になっているし、ボクたちも何か天族にお礼がしたいのだけど、ディーヴァが手を貸してくれないかニャン？

(声を落として)聞いたところでは、ディーヴァにとってスティグマの技術はとても重要だという話らしいけど、クルミン、秘伝のスティグマ技術書を持っているんだニャン。

こんなに貴重な本があるということを、オルフェにこっそり教えてあげた方がよくないかニャン？
できればこの技術書をディーヴァがオルフェに届けてくれるといいんだけど、あまりにも貴重なものだからニャ。

オルフェもこれをタダでもらったら、気分が悪いかもしれないニャン。

まずは、オルフェに秘伝のスティグマ技術書を持っているけど必要かどうかって聞いてほしいニャン。

それから、どれぐらいの値段だったら買う気があるのかもだニャ、ギャル～ン。
こんにちは。

スティグマ装着のためにいらしたんですか？

破片とスティグマをお持ちでしたらすぐに装着いたします。
秘伝のスティグマ技術書ですか？

アハハ、その本のことでしたらよく知っています。

数年前でしたかね？ある詐欺師がでたらめの内容を書いて大量に売りつけて逃げたことがあるんです。

クルミンはそれが本当の秘伝書だと思い込んでいるんでしょうね。知らんぷりをしておいてください。