あそこに停泊している船が見えるか？俺の船さ！俺はブラック パール号のキャプテンだ。

雄壮で本当に立派だろう。あんたもそう思わないか？

気の弱いお嬢さん方は、船の立派さに圧倒されて怖がったりもするくらいさ。

船首にカッコよく立って、羅針盤を持って方向を指示すると……有能な船員たちが、俺の命令に一糸乱れずに動くわけだ。

あの船に乗ってあらゆる所に行ったもんさ。宝物のある所ならどこへでもだ！
ハハ、今は船も船員もみな失ってしまったがな。

くそったれ部下どもが企んでこの俺様を無人島に置き去りにしやがって、自分たちだけで船と宝物を全部横取りしようとしたんだ！

歯を食いしばって、やっとここまでたどり着いてみたら……これはどうしたことか！

ざまあみろ、ハハハ！逆に宝物の呪いを受けて怪物になっちまってるじゃないか！
あいつらを退治してくれ。クラノウム 海賊とクラフムス 海賊さ。

海岸にたむろして俺を船に近づけさせないから、船を取り戻すためには退治するしか方法がない。

昔の情？部下だった時もあったが……いずれにせよ俺を殺そうとした連中だ。

使える奴は説得して、もう一度俺の船員として使うつもりだったが、あんな怪物になってしまってはな……。

誰が航海なんか任られるかっていうんだ？俺の命令を聞くどころか、殺そうと襲いかかってくるだろう。

あいつらが永遠にさまようことになろうが俺は知らん振りすることだってできる。こうして退治してほしいと頼むのも、昔の船長として多大な慈悲があってのことさ。
クラノウム 海賊とクラフムス 海賊は、キャロビアン海岸に群がっている。

呪いを受けてまともに話もできないだろう。

怪物になって……それでも海賊は海賊なんだろうな、船の周りから離れずにいるのさ。

とりあえず、さっさと退治してくれ。化け物に変わった連中を見てるだけでもムカムカするぜ。
海賊という奴はどうにも信用できないのさ。

船長と呼んで従ってきても、結局は金や脅しで簡単に動く連中だからな。

突然の裏切りなんて、日常茶飯事だ。

あんたも俺を信用しすぎるなよ！俺も海賊だからな。
ありがとう、ありがとう。本当にすべて退治したのか？

まだあんなにウヨウヨしているみたいだがなあ？まさか、呪いが奴らをまた復活させているのか！

しばらくはここを離れられないな。奴らをすべて退治するまでは船を取り戻せないからな。