忘れられた龍帝の地に、あの娘が大きな災いをもたらそうとしていると聞いた。

あらゆる手を尽くしたが、不穏な未来を防ぐことができなかったとも。

そこでパンデモニウム守護者議会はその時間へ直接出向き、聖戦に加わることを決めた。
おまえもその場所へ行き、加勢するのだ。時間を率いる者よ。

おまえ以上の適任者はいない。これまで歩んできた時間と信念が証明するだろう。

準備ができたら、あの時間まで来い。忘れられた龍帝の地、アプサランタへ。
アプスという名の龍族を知っているか？

かつて最も勢いのあった龍族勢力を率いた龍で、龍帝の座にまで上り詰めた。しかし、従えていた部下に暗殺された悲運の龍帝だ。

そう…彼を暗殺して第五龍帝の座に就き、強奪者と呼ばれたのがティアマトだ。
ティアマトは大地と重力の力を操り、あらゆるものを封印する天賦の才を持っていた。

彼はマナカルナにエレスギガルを封印したが、その前にもアプスを暗殺しアプサランタを封印していたのだ。

ルミエル神とおまえの活躍でティアマトは消滅し封印の力が徐々に弱まったため、こうしてアプサランタが姿を現した。
主を失った土地だが、未だにアプスに従う者たちが多く存在する。アプスの力は今もこの場所に影響を及ぼしているのだ。

ティアマトさえもその力を消すことはできなかったため、アプサランタごと封印したという。

あの娘が狙うのはその力だ。自らの力で覚醒することはできないため、アプスの力が必要なのだろう。
彼女を止め災いから逃れるには、アプサランタを掌握しなければならない。

無限の時間の主となる者よ、任務を授けよう。

魔族軍とパンデモニウム守護者議会が支配できるよう、アプサランタを掌握するのだ。

アプサランタにいる敵を倒し、魔族が聖戦で勝利できるよう助けてくれ。
(顔は見えないが、笑っているようだ)

おまえをアプサランタに連れて来た我々の判断が正しかったと、証明してくれたな。

おまえの活躍を覚えておこう。