エンシャルには調査が必要な謎が多く残されています。

どれをとっても重要なものばかりです。

ですがその中でも、ティアマトがエンシャルに隠した力の調査は最優先で解決しなければなりません。

私もその力の正体が気になって仕方ありません。

ティアマトはなぜその力を封印しようとしたのでしょうか？
これまで遠征隊は結界守護者を調査してきましたが、ティアマトの兵士であること以外は分かっていません。

ですが、どうも彼らの紋様に見覚えがあるのです。

過去に龍界のどこかで見たことがあるような…。

実は気になることがあるのですが、私は学者でもないのでなかなか話せずにいたんです。
ティアマトは龍族の中でもひときわ悪名高い存在でした。

自身が仕えていた龍帝を始末したあと自らがその地位についたため、ティアマトに反旗を翻す者も少なくありませんでした。

私は彼らの姿を見た気がするのです。

この近くにある呪われた者たちの基地にいる恨みに満ちた結界 守護兵はティアマトに反旗を翻したドラカンではないかと疑っています。

これが事実なら彼らの叫び声はティアマトに対する怒りの声でしょう。

もしかするとティアマト城塞のときのようにティアマトへの恨みを果たすため、再び私たちに手を貸してくれるかもしれません。
俺は…ギルガメッシュ、裏切り者のティアマトに反逆した者だ…。

この呪いは…永遠に解けないと思っていた。

この呪いを解いた者…お前はだれだ？
ディーヴァ？羽はあるようだが、俺が知っている存在とは姿が違うな。

ティアマト、ティアマトはどこだ？

臆病で、自らが恐れる存在をこの場所に閉じ込めた者よ…どこにいるのだ？

それを守るために俺たちを利用するとは…。

こんな呪いまでかけて龍帝の座を守れるとでも思ったか！
ティアマトが…死んだ？

やはり予言どおりだ。裏切り者の行く末に永遠などない。

ティアマトは自分に反逆する龍族を閉じ込めて呪いをかけた…。

呪いをかけられた者たちはみな…この姿に変わってしまった。
封印された存在！

裏切り者のティアマトは自分が恐れるものを他の龍族に知られまいと、その正体を隠し続けた。

しかし巨大な力の争いが起こったのだ…はるか昔のことだがな。

ティアマトはそれを恐れていた…。

…ディーヴァよ、俺に与えられた時間はここまでのようだ。

だが…お前らの近くにいた種族にはまだ時間がある。
会えて嬉しいぞ、異邦人よ。

われらは神聖な火に仕える者だ。

君がわが一族を助けてくれたという話を聞き、今度は君を助けに来た。

探しものがあるそうだな。それは何だ？
そうか。まずその力について伝えておきたいのは、誰ひとりとしてその存在を見たものはいないということ。

私が知るのは一族に伝わる伝説だけだ。

はるか昔、巨大な力の争いがあったという。

強大な火と氷の争い…。

そしてその争いに勝利した火がこの地を支配することとなった。

その日から、われらは神聖な火に仕えているのだ。
彼らは地の呪いをかけられた者だと言われている。

巨大な力を恐れた者が作り出した存在…。

彼らには生も死もない。これが私の知るすべてだ。

彼らとは逆に水が次々と姿を消してしまったら、わが一族は存続していけるのだろうか。
古代の存在ですか…。

彼らの争いをきっかけにこの場所が生じたというアグウッドの伝説が事実かはわかりませんが、ひとつ共通点があります。

それは、ティアマトが封印された古代の存在を恐れていたということです。

これからどんなことが待ち受けているのかはわかりませんが、神を信じ勇気を出しましょう。

お疲れさまでした。