遅かったじゃないか。どうしてこんなに時間がかかったんだ？

やってもらいたい任務があるってのに現れないから困っていたところだ。ここを離れて探しにいくこともできないしな。

まあとにかく、来たんだからよかった。
森の守護者 ノアがここ数日、重大な問題が発生しているから傭兵を送ってほしいとうるさくてな。

しかし、われわれは村に雇われて金をもらう身だ。

エリム族の仕事を手伝ったところで何の得にもなりゃしない。木が金を持ってるわけもないしな。

だから聞こえないフリをしてきたんだが、ここのところ何日もずっとねだってくるのさ。

簡単なことなら私が片づけてやってもいいとは思うが、私はここを守らねばならないからな。

受け持つ任務が重要だからだぞ。決して自分でやるのが怖いからってわけじゃないぜ、ムフフ。
待っていたぞ、誰か来てくれることを。

アムペイスに言われて来たのか？

仕方がなかった、人間に助けを求めるのは嫌だったが。

ブラウニーが森の木を切り倒しているのだ。

木はエリムの兄弟。

我慢ならない、亜人種にこんな屈辱を受けるとは。

頼れるのは深い眠りについたエリム族の元老のみ。

彼らを目覚めさせて助けを求めるのだ。

やってくれるか？
エリム族の元老は、休息期になると百年間目覚めることなく眠るのだ。

このエリム族の笛を吹け、眠りから起こすために。

ダミヌの森の奥にいるエリム族の元老のもとを訪ねよ。

この笛を吹けば元老が目覚めるはずだ、長い眠りから。

こうしてる間にも兄弟が倒されている、急ぐのだ！
ありがとう、[%userclass]。

しかし、まだ完全に危険が去ったわけではない。

エリム族の元老も最善を尽くしている。

だが、彼らだけでは力不足だ。

助けてくれ、ブラウニーが木を切り倒さないように。
もう一度頼む、[%userclass]よ。足りない、元老の力だけでは。

棄てられた伐採場にいるドゥカキ族 木こりとドゥカキ族 伐採屋を倒せ。

そして持ってこい、彼らの使っていた斧を。

エリム族と森を守るのだ。
森の危機はエリムの危機。

ブラウニーが今もエリムの兄弟を脅かしている。

持ってきてくれたか、森の木を切り倒す斧を。
今もこだましているようだ、兄弟たちの叫びが。

愚かなことよ、森の危機は人間の危機だというのに。

早く斧を持ってくるのだ。
兄弟の犠牲が減った。

ありがとう、エリム族の恩人だ、君は。

森の主のダミヌ様が、特別に君をお呼びだ。
そうだ。直接お呼びになられた、森の主であるダミヌ様が。

人間をお呼びになるのは久しぶりだ、光栄に思え。

行くがいい、森の三叉路でもっとも美しく雄大なダミヌ様のもとへ。
感謝するぞ、そなたに。

エリム族と森を生かしてくれた。

人間にしては、ずば抜けた能力だ。

ところで何だ、その胸に抱いているものは？
おかしいのう。

普通の人間が持つものではないのだ、それは。

失った記憶から答えを見つけてみるか？

過去を見せてやろう、エリム族を救ってくれたお礼に。

準備が出来たら、わしの体に手を触れるがいい。
おもしろい人間じゃのう。

わしの力でも過去をすべて見られなかったとは。

静かに時を待つのだ、今は。

失った記憶が運命となってやってくるだろう、いつの日か。
エリム族を助けただって？

ご苦労だったな。

金になることじゃないが、エリム族とはいい関係を維持するに越したことはない。

ところで、何の用で来たのだ？
失った記憶を見ただと？

ダミヌにそんな能力があったか。森の主というだけのことはあるな。特別な能力があったということか。

とはいえ、失った過去にあまりこだわるんではない。ここで過ごしていれば、徐々に思い出していくだろう。

とにかくエリム族を助けてやったことで森が静かになってよかったな。