あなたがたの見張兵は、ラクシャの部下を倒してラクシャの怒りを買うことがラクシャ消滅の役に立つとでも思っているようですね。

しかし、私の考えは違います。

タメスのようにドラナのエネルギーが強い場所への直観力は、われわれ煉族のほうが優れていることをご存知でしょう。

ラジアより、私の言うことを信じたほうが賢明だと思います。
ラクシャは、すでに長い年月をかけて怒りをこらえてきました。

これ以上彼を怒らせることに、タメスを震撼させる以外の意味はありません。

彼の手下たちに余計な手出しをせず、アロガント ラクシャをこっそり倒すのです。

あなたが天族であることは十分承知していますが、私を信じて従ってくれませんか。
私に賛同してくださったことをわざわざあなたがたの見張兵に話すつもりはありません。

天族としてのあなたの立場は十分承知しています。

私はアロガント ラクシャを倒してくださることを願っているだけです。
アロガント ラクシャが死を迎えたことを感じ取ることができました。

タメスに集まっている恐ろしいドラナのエネルギーの一部が、まるで大きな風船が破裂するときのように振動するのを感じたのです。

アロガント ラクシャを倒したのですね。
ラクシャの傲慢。龍族は生まれながらにして傲慢な性格ではありますが、階級のある社会においてその傲慢さは許されるものではありません。

自らの力を信じて龍帝にまで挑んだ多くの龍族の中から復活の対象としてティアマトに選ばれたということは、ラクシャも普通の龍ではないのでしょう。

アロガント ラクシャが完全に消滅するまで、あなたに協力してもらうつもりです。