ふむ、なるほどね。

図面上だと…

ここから行くのがいいかしら。

いや、こっちの方がいいかも…？
友人…そう。まだ希望を捨てていなかったのね。

最後まで友人を見捨てないあなたの選択、尊重するわ。

最初に捜索する場所は 「ディーヴァ収監室」、ここが良さそうね。

もしあなたの友人が生きているなら…きっとここに移監されているはず。
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「1. 収監情報」
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◆ LD-065
- 出身：ベルテロン
- 年齢：21
- 啓蒙達成率：52%でポーションの予期せぬ副作用により失敗。精神分裂、錯乱、攻撃性増加。
- 処分：1週間以内に好転しない場合、直ちに廃棄

◆ LD-105
- 出身：エリュシオン
- 年齢：36
- 啓蒙達成率：22%で失敗。統制区域侵入後に発見。不適格。
- 処分：薬物効能検証のための実験対象に分類。

◆ DD-027
- 出身：モルヘイム
- 年齢：32
- 啓蒙達成率：96%で選抜されたが、最終段階で失敗。龍族に対する拒否感、反感。
- 処分：記憶を初期化し、邸宅に再度送るか検討中。

(下段にもこれと似た内容が書かれている)
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「2. 収監情報」
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◆ RD-005
- 出身：エルテネン
- 年齢：不明
- 啓蒙達成率：？？？
- 処分：未分類、レパル団が供給したディーヴァで処分保留中。

◆ DD-017
- 出身：ベルスラン
- 年齢：20
- 啓蒙達成率：42%で原因不明の失敗。
- 処分：原因を究明するまで廃棄保留。

◆ RD-021
- 出身：不明
- 年齢：？
- 啓蒙達成率：10%未満
- 処分：未分類、レパル団が供給したディーヴァで処分保留中。

(下段にもこれと似た内容が書かれている)
楽園！楽園！楽園を信じる者たちよ！

ふは、ふはは…俺は選ばれたんだ。

永遠の楽園に行く資格があるって、保障されているって…確かに…そう言ってたのに…

な…な…なぜここに？
楽園が確かに目の前で開かれたのに…

みんな消えちまって、俺だけが残った。

やっぱり…俺は選ばれた。

俺は！選ばれたんだよ！ふははは…！
私から…何が聞きたいんだ。

私はレパル様の使徒…！レパル様の腹心…！

おまえらが何をしても合格する自信がある！
やはり！私から情報を抜き出すつもりだな！

レパル団ではないディーヴァなど、ただのうそつきのスパイに過ぎん…！

おまえらに話すことなどない！
すれ違いざまに、君を見たことがある。

対練場だったか？それとも教室…？

とにかく1つ後輩の…俺を覚えていないか？
そうだ…思い出した！

なぜこんな所に来たんだ？

早く逃げろ…！

ここにいたら龍族に捕まり、俺みたいに閉じ込められ廃棄されてしまう…
まさか、まだ知らないのか？

邸宅の平和な日常、卑怯な神たちに代わり龍族がディーヴァたちの解放に向けて努力したという歴史、懸命に訓練して選ばれたら楽園に行けるという約束…邸宅のすべては龍族がでっち上げたうそだったんだ！

ここに連れて来られて初めて知った…楽園なんてものはなかったってことを。

邸宅のディーヴァたちは、龍族が手なずける獣にも満たない存在だということを…！

俺と一緒に選ばれた友人たちはほとんどが死んだ。

生存者は…おそらく俺だけだ…
リンディアナ…名前はよく分からないな。

まともな状態で来るディーヴァも少ない。

…力になれなくてすまない。

君の探す友人が無事だといいな。
取り戻すべき記憶のかけらはまだあるわ。

記憶が途切れた場所に戻りましょう。

目を閉じて、深く息をして…そう。そうやって…

自分の呼吸だけに集中するの。
取り戻すべき記憶のかけらはまだあるわ。

記憶が途切れた場所に戻りましょう。

目を閉じて、深く息をして…そう。そうやって…

自分の呼吸だけに集中するの。
ディーヴァたちを苦しめているのは龍族だということを忘れないで。

これまであなたが学んできたことは全部忘れて、新たな一歩を踏み出すの。

邸宅の中の世界は…龍族が人為的に作り出した偽りに過ぎないから。