レッド ライジェ レギオンについてもっと本格的に研究したいと思います。

人々は、英雄の話が本当に好きですから。

消滅してまで龍族を倒し、ブルストホーニンを守った9人の英雄たち！

レッド ライジェ レギオンを中心に本を書けば、飛ぶように売れるはずです。
そのためには、レッド ライジェ レギオンについて知っている人々に会って、彼らの話を収録しなくては。

人々は、英雄の人柄や素朴なエピソードなどに興味を持っていますから。

せっかく手伝ってくださったついでに、プレーヤー様にもっと手伝っていただきたいのですが。

他の地域にいる方たちの話を収録していただけますか？
では、この記録の本をもう一度持っていってください。

まずは、ブルストホーニンの魂の安息所にいる古代の魂、테이아に会ってください。

次に、エレシュランタのプリモム拠点にいる헤르츠に会ってください。

最後に、パンデモニウムの中央議事堂にいる시긴様に会ってください。あの方とはあまり面識がなくて、私が直接行くのはちょっと難しいので。
まだ私に聞きたいことがあるのか？

皆、何か聞きたい時だけ私のところに来るのだ。

知りたいことがあるなら、私がまともな返事ができるうちに、早く聞くがいい。
レッド ライジェ レギオンはトリニエル神の率いるレギオンだった。トリニエル神に仕えるのはシャドウ ウイングとボウ ウイングだが、軍団長のビルケルはシールド ウイングだった。

なぜ、トリニエル神のレギオンでシールド ウイングが軍団長を務めていたのかは、私もよくわからない。とにかく、ビルケルはとても優秀な軍団長でありながら、戦士でもあった。

そういえば、レギオン軍団兵の中には3兄弟がいた。シルフとバルチ、ヴェルトという名前だったが、皆シャドウ ウイングだった。3人ともかなり生意気な性格で、他人の神経を逆なでしたりしたけど、それでもビルケル軍団長には献身的に仕えていたんだ。

とにかく、レギオンの団結力と組織力は本当に素晴らしかった。シールド ウイングのビルケルが先鋒に立つと、軍団兵は一糸乱れずに動いてあっという間に龍族を制圧していたんだ。彼らより戦闘能力の優れたレギオンは、前にも後にも見たことがない。

それも、ビルケル軍団長がいつも勇敢に先頭に立ったからこそ可能だった……あ……頭が……頭が……

悪いが、もう……これで……帰ってくれ。
プレーヤーほど、私を驚かせるディーヴァはいない。

会うたびに驚くほど成長していて、いつも見直してしまいます。

それで、今日は何の用なのです？
ビルケル軍団長とは少しだけ面識があったけど、レッド ライジェ レギオンについてはあまり知りません。

口に出して言うのがはばかられるが……ビルケルはネザカン神に寵愛を受けていたんだ。今は……天界にいるネザカン神のことです。

それが突然トリニエル神に仕えるようになった。事情を聞くと、トリニエル神を補佐する任務を任されただけで、理由は自分もよくわからないと言っていた。ビルケルはとても忠誠心が強く、口も堅い人だったから、理由がわかっていたとしても簡単に口に出したりはしなかっただろう。

実は当時、ネザカン神とトリニエル神が恋人同士だという噂が広まっていたのだ。ビルケルの急な人事異動もそれに関係があると思う人も結構いた。

しかし、天魔戦争の時のことを考えると、その話はどうやらデタラメのようだった。本当の恋人だとしたら天魔に別れたからといって、あんなに激しく戦うはずはないだろうから。

とにかく、ビルケルはすべての面で優れた能力を持った人だった。人を惹きつける魅力もあったし、彼の言葉なら何も疑わず信じて従う人がいるほど、強いカリスマ性もあった。

でも私が一番感銘したのは、誠実さと責任感だった。そんなに立派な人は他にいないだろう。そんな人が消滅するなんて……本当に惜しいことです。
スキルを学びに来たわけではないようね。

では、何の用？

私が手伝えることなら何でも話してちょうだい。
レッド ライジェ レギオンは、トリニエル神にもっとも寵愛されたレギオンだった。シールド ウイングのビルケルが新しい軍団長になった時はちょっと議論があったけど、実力を見たら皆納得したわ。

ビルケルは戦闘においての能力はもちろん、軍団長としての指導力は本当にすばらしかったわ。それに素晴らしい人柄だったから、軍団兵はすぐ心から従うようになったの。

ブルストホーニンを守るレギオンを選抜するときは、レッド ライジェ レギオンが満場一致で選ばれたわ。そして、その任務を見事にやり遂げた。ベリトラとズニュギッシュ軍団をやっつけたくらいですもの。

でも結局はすべての軍団兵が消滅して……トリニエル神は、本当に長い間悲しんでおられたわ。

普通はそんなことがあると、再び人を選んでレギオンを構成するものだけど、レッド ライジェ レギオンはそうしなかった。

彼らが、永遠にレッド ライジェ レギオンという名で残ることができるように。
戻ってこられましたね、プレーヤー様。

私も、パンデモニウムにいる多くの方々に会って、レッド ライジェ レギオンについて聞きました。

ところが、皆が口をそろえてビルケル様を褒め称えました。本当に、あらゆる面で立派な方だったようです。

記録の本に、レッド ライジェ レギオンに関する話を収録してきましたか？
(記録の本をめくり)やはり、この方たちもビルケル様の実力を褒めていますね。本当に立派な方だったようです。

でも、この……ネザカン神に関する話は、やはり外したほうがよさそうです。沈黙の審判官の訪問を受けたくありませんから。

おかげで、とても素晴らしい本が完成しそうです。これもすべてプレーヤー様のおかげです。

本が完成したら、序文に必ずプレーヤー様の多大な支援があったと書きます。