エレシュランタで戦争が始まったばかりのころは、われわれ職人もとても忙しかった。

邪悪な敵を倒すためには強い武器が必要だったのだ。

多くの職人や技術者が武器づくりに励んだが、やはりわが工房の武器が最高だった。

当代最高の職人であり、私の師匠でもあったアグリフ様がいたからだ。
しかし、アグリフ様は哀れな方だった。戦争で妻子をすべて亡くし、憎しみと怒りにまみれた人生を送ったのだから。

結局、彼の心は呪いとなり、そのまま剣に宿ってしまったらしい。

天族と龍族を皆殺しできるほどの強力な剣を作ったが、その持ち主は憎しみに捕らわれてしまい……。

その恐ろしい剣を手にして暴れるアルコンを鎮めたのは神だった。

剣を砕いてエレシュランタのどこかに封印したのだ。そして、魔剣にかけられた呪いが解けるまで誰も触ってはいけないとおっしゃった。
しかし、いよいよ時は満ちた。

龍界にある30軍の隠れ場に魔剣の破片があるということが明らかになったのだ。

魔剣が龍族の手に入ることほど恐ろしいことはない。

今こそ砕かれた破片を見つけ、魔剣の力をよみがえらせるべきじゃないか。幸いなことに先日、魔剣にかけられた呪いを取り除く方法が解明されたのだ。

プレーヤー、砕かれたブレードの破片を集めてみないか？そうしたら、私が修繕して君に魔剣の主になってもらっても構わない。
魔剣の破片は全部で6個に分かれたそうだ。まずは龍界で3個のブレードの破片を見つけてこい。

ブレードとなっていたライト ブレードの破片やダークネス ブレードの破片、アビス ブレードの破片だ。

すべて30軍の隠れ場で見つかるはずだ。

どうすれば見つかるかって？まったく……さっき言ったのは龍族が宝物を隠した場所だ。宝箱のどこかに魔剣の破片があるはずだ。

しかし、龍族の宝箱には時間が立つと消える魔法がかけられているというから急いだほうがいい。

ああ、それから、ブレードの破片をすべて集めたら240万ギーナも用意すること。まさか、ただで修繕してもらえるとでも思っていたのか？
魔剣は、通常の剣と形の上では何も変わりはない。しかし、主を選ぶ時になったら主の望むままに形が変わる。

ブレードやメイス、ワンド、どんなものにでもなれる。

もちろん、破片のままでは何の力も出せない。

砕かれたブレードの破片をいちいち合わせてから呪いを解かなければならないんだ。

それで、ブレードの破片は見つけたのか？
おい、もう少し急いだほうがいいんじゃないか？

魔剣の噂はパンデモニウム中に広がっている。魔剣を狙っている者も多いはずだ。

だから、早く30軍の隠れ場に行ってみるんだ。

人より先にブレードの破片を見つけるためには迅速に動かなくては。それと、ギーナのことも忘れないように！
光や暗闇、深淵の力を持つブレードの破片……よし、とてもすばらしい！

見てみろ、ぴったりじゃないか！砕かれた部分もほぼ傷んでいないようだ。

一見みずぼらしいかもしれないが、直せばきっとすばらしい剣になる。

時間は少しかかるだろうがね。