せっかくここまで来ていただいたのですし、1つお願いを聞いてくださいませんか？

ここで情報部員として活動することに後悔などはありませんが、1つだけ気がかりなことがあるのです。

天界に戻らなければできないことなので、お願いします。
ここに来るときに悩んだのは、危険だとか故郷に帰れないかもしれないということではありません。

エリュシオンにいる恋人のことです。もしかすると、二度と会えないかもしれませんから。

それでも気持ちがつながっていればいいと思ってここに来たのですが、長い間会えずにいるとやはり本当につらいものです。

彼に私の消息を伝えてください。
私の恋人に小さなプレゼントを送りたいと思うのです。私が無事であること、そして彼に対する私の気持ちを表すものを。

ここにテオニアという植物があります。魔界では主に根を食べますが、草も良い香りを持っています。

それに、テオニアで作ったキャンディを愛する人に贈る風習もあるんです。

テオニアで作った香りの良いキャンディを贈りたいのですが、それをプレーヤー様が採集してくださいませんか？
テオニアは、パタモール峠やパタモール草原のあちこちに咲いています。

それを採集して持ってきてください。

私は待っている間に、ここに来てから彼に宛てて書いた手紙をまとめようと思います。

懐かしくなるたびに1通ずつ書いたものが、かなりたまっていますので。
あ、戻られましたか。もしかして、採集の途中で魔人たちに出くわしてしまったのではないかと心配していました。

お願いしたテオニアを採集してくださいましたか？

キャンディを作るためのシロップを用意しておきました。テオニアを持ってきてくださったなら、私にお渡しください。
持ってきてくださいましたね。しばらくお待ちください。

(テオニアとシロップを混ぜてキャンディを作って)はい、どうぞ。

この袋をエリュシオンにいるザイヌスに届けてください。

私がとても元気に過ごしているという話も、併せて伝えてください。
メデアがこれを？つまり、プレーヤーは魔界に行ってきたというわけか。

手紙を読むと、元気に過ごしていることがわかる。

本当によかった。恋人を捨てて高い位についたと皮肉られる俺だが、本当は彼女と一緒にいる方が良かったのだ。

遠い地からメデアの消息を伝えに来てくれてありがとう。これは大したものじゃないが感謝の気持ちだ。