今後はオード主砲発射の準備に全力を注げという指示がありました。

責任は問わないので、使用できるオードを最大限に集めろとのことです。

今までは主に生命のディーヴァがオード収集を担当していましたが、わがライト オブ イリュージョン軍も一躍表舞台に躍り出るチャンスのようです。
先ほど集まって短い会議をしましたが、私はブロフムからオードを収集する仕事を請け負うことになりました。

せっかくなら難しい仕事を請け負い、生命のディーヴァに負けない腕を見せてやるつもりです。

しかし、心配なのは事実です。

インギスオンに来てからというもの、そんな大戦闘をした試しがないのです。
戦闘だって経験を積まないと、勇気や勘は身につかないでしょう？

毎日ここでウィスプばかり狩り、負傷者の介護ばかりしてきましたから、どうも腕がなまってしまった気がします。

どうやら私1人で引き受けるには危険すぎる仕事だと思うんです。

それならば、私自慢の親しみやすさを発揮して通りすがりのディーヴァたちから助けを得ようと思うわけですが、手を貸してくださいませんか？
そうだと思っていました。

笑顔で頼むと、みなさん聞いてくださるんですよね。

しかも、私の笑顔は天真爛漫だって褒められたりもするんです。

それではお願いします。ブロフムを倒し、ブロフムの毛を集めてきてください。

あ、ブロフムの毛にもかなり多くのオードが含まれているそうです。ほんのわずかなオードでも血眼になって集めなければなりません。オード精製のための使い捨て用 オードの精製器も1個お願いします。
私の人徳のなせる業とでもいいましょうか。

ブロフムの話をしたら、いろんな方々が助けてくださいました。

それを見て生命のディーヴァたちも驚いているようです。ブロフムの毛と使い捨て用 オードの精製器は持ってきてくれましたか？
たまに、口では助けてやると言いながら、実際には行ってきてくれない方がいます。

まさにあなたのような方です。

でも、ブロフムの毛と使い捨て用 オードの精製器を取ってくるのが賢明だということに、やがて気づくでしょう。

そうしないと、この先私と仲良くできないですからね。
まあ、ありがとうございました。

ずいぶんたくさん持ってきてくださったんですね。

さあ、受け取ってください。助けてくださったお礼です。